ボンデッドレザー(Bonded Leather)

ボンデッドレザー(Bonded Leather)

ボンデッドレザーとは、レザー製品を製造する際に生じる皮革端材を繊維状に粉砕し、ラテックス樹脂などと混合してシート状に再成形されたアップサイクルレザーです。100年以上にわたり研究・改良を重ねられたこの素材は、環境先進国ドイツが生んだサステナブルなレザーとして注目されています。


歴史

SALAMANDER社は1936年、当時大量生産が難しかった皮革製品の効率的な生産を目的に、くつの内底や踵用の素材としてリサイクルレザーの先駆けとなる製品を開発しました。その後、技術革新により改良が進み、カバン・ベルト・文具の装丁などに用途が広がっていきました。現在もヨーロッパを中心に、端材を再活用した環境にやさしい素材として広く支持されています。


特徴・魅力

  • サステナブル
    これまで廃棄されてきた革の端材をアップサイクルすることで、天然資源のムダを削減。環境負荷を軽減する循環型素材です。

  • 自然な風合い
    約60%が革繊維のため、本革に近い質感と使い込むほど深まる味わいが魅力。

  • コストパフォーマンス
    天然皮革よりも価格が抑えられ、手軽にレザーの質感を楽しめます。


さまざまなアイテムへの展開

ドイツで誕生したリサイクルレザーは、くつの芯材からスタートし、今ではカバン、ベルト、財布、さらには文具や書籍の装丁など、多岐にわたる分野で活用されています。やわらかく扱いやすいのに、しっかりとした強度を備えているため、日常使いのアイテムに最適な素材です。


まとめ

ボンデッドレザーは、端材を無駄なく活かすアップサイクルの発想から生まれました。環境先進国ドイツの技術が生み出すこのサステナブル素材は、天然皮革さながらの自然な風合いと使い込むほど増す味わいが魅力。地球にも自分にもやさしい選択として、カジュアルからビジネスまで、幅広いスタイルのアイテムで活躍しています。

使い込むほどに味わい深まるこのレザーの魅力を、ぜひ日常で体感してみてください。

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